1.2000年代初頭の借りやすさ
古着屋を始めた僕は、仕入れ資金が足りなくなるたびに消費者金融へ足を運んでいた。
当時はまだ「総量規制」など存在せず、年収の3分の1という上限もなかった。
正直、300万円くらいなら大手でサクッと借りられた。
銀行カードローン、消費者金融、信販会社のキャッシング──どれも枠が残っていれば融資OK。
ただし当然、利息は重くのしかかる。
返済期日が来れば新たに借り、また返す。完全に「自転車操業」だった。
そのツケは、やがて従業員の給料にまで波及し、気づけば毎月の支払いを消費者金融に頼る始末。
気づけば、雪だるま式に膨れ上がった借金とともに、店を手放す未来へまっしぐらだった。
2.2010年「総量規制」の登場
2010年、貸金業法改正で「総量規制」が導入された。
年収の3分の1を超える貸付は原則禁止。
これは、当時多重債務者が急増し、自己破産や自殺が社会問題化したことへの対応だった。
僕のように「借りては返す」を繰り返していた人間にとっては、突然の“ストップ信号”だった。
「いつものATMで借りられない」──その衝撃は忘れられない。
3.中小金融という“抜け道”
しかし人間は、すぐに別のルートを探す。
銀行カードローン(総量規制対象外)、中小金融業者の独自審査、時には闇金スレスレの業者…。
「総量規制の対象外」この言葉は、追い詰められた人にとって最後の希望。
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4.もし当時「ファクタリング」を知っていたら…
あの頃の僕は「借りるか、借りないか」しか知らなかった。
でも今なら──“借りずに資金調達”という選択肢がある。
それが「ファクタリング」。
- 売掛金を早期に現金化できる
- 借金ではないため返済義務がない
- 総量規制の対象外
もし当時これを知っていれば、
- 従業員の給料も
- 仕入れ資金も
もっと健全に回せて、店を手放すこともなかったのかもしれない。
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- 借りやすさは「破滅の入り口」にもなる
- 法律が変われば昨日の常識は通用しない
- 借金だけに頼らず「資金調達の多様化」を知ることが大切
次回予告|Ep.20
僕が知らなかった「借金を終わらせるための現実の方法」と、
そこに必要な“お金”と“覚悟”を描いていきます。


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